ニジマスもスイカもトウモロコシも

 自分の手で捕まえて、自分でさばいて焼いたマスは、格別の味がするのだろう。本当によく食べる。皮も尻尾も背ビレや胸ビレまで、食べる。中には頭も食べる子どももいるほどだ。
 そこへ、雪山ハウスのおばちゃんがオニギリとゆでたトウモロコシを持ってきてくれた。オニギリは、梅干しと鮭の二種類だ。1組は、梅干しのオニギリがよく売れたのに、2組は9割近くがシャケを持っていった。おかわりが自由だから、両方食べた子もシャケだけの子どもいた。キュウリのお新香は好き嫌いが激しくてあんまり売れなかった。
朝、川についてすぐにスイカを冷やしておいた。ちょっと小振りだけれどなんと15個もだ。オニギリを食べ終わった子どもからスイカとトウモロコシを配っていった。トウモロコシは切らずに丸ごと一本だ。でも、よく食べる子どもが多かった。3本も食べる子どもがいたほどだ。スイカもよく食べるので、はじめは24等分にしていたのを12等分に切ったスイカを配ったけれどそれでもよく食べた。